DATE: 2021.04.22

芸術×科学が生んだ“ストランドビースト”が登場!「現代のダ・ヴィンチ」テオ・ヤンセンの展覧会

砂浜の上をまるで生きているかのように動く〈ストランドビースト〉の実物展示が楽しめる「テオ・ヤンセン展」が、山梨県立美術館で4月24日(土)から6月22日(火)まで開催される。
《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》  2013年  アウルム期  ©Theo Jansen
《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》  2013年  アウルム期  ©Theo Jansen

風を動力源として砂浜の上を歩く巨大アート作品〈ストランドビースト〉は、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるオランダ出身のアーティスト、テオ・ヤンセン(1948-)によって生まれた不思議な造形物。

テオ・ヤンセンは大学で物理学を学んだ後、画家に転向。1990年、故郷の海面上昇問題を解決するべく〈ストランドビースト〉を制作。オランダ語で「砂浜の生命体」を意味する〈ストランドビースト〉は、プラスチック・チューブやペットボトル、粘着テープといった身近な素材を使って造形。物理学の計算に基づくその動きは、まるで生きているかのよう。

 

 

 

《アニマリス・ウミナミ》
2017年 ブルハム期 ©Theo Jansen
《アニマリス・ウミナミ》
2017年 ブルハム期 ©Theo Jansen

本展では〈ストランドビースト〉の実物展示を中心に、模型や映像展示のほか、実際に動く姿を紹介する「リ・アニメーション」を実施。〈ストランドビースト〉を通して、自然との共生、芸術と科学の融合などテオ・ヤンセンの世界を親子で満喫してみては。

※開催の状況はお出かけ前にご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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