出版記念展開催! 川内倫子、4年ぶりのオリジナル写真集『Halo』発売
川内倫子の新境地を体感して
オリジナルの写真集としては、2013年に発表した『あめつち』から4年ぶりとなる、全点デジタルで撮影された川内倫子の最新写真集『Halo』。「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもある『Halo』と題された本作では、イギリスで撮影された旋回を繰り返す無数の渡り鳥の姿や、中国・河北省の村で300年以上続く「灯樹花」という祭りで、花火の代わりに鉄くずを溶かし壁にぶつける勇ましい男たちの姿、また神在月と呼ばれる旧暦の10月に出雲大社で執り行われる神迎祭など、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれています。
森岡書店はプリント作品をメインに、POSTでは本邦初公開の映像をメインにした展示を予定。2カ所をめぐることでさらに見えてくる『Halo』の世界観を楽しんでみては。