DATE: 2017.06.07

〈Vitra Design Museum〉未来の住宅を考える『Together!』展開催中!

ドイツ・ヴァイル アム ラインの〈Vitra Design Museum(ヴィトラ デザイン ミュージアム)〉で、住宅建築と集合住宅の未来に焦点をあてた展覧会『Together!』がスタートしました。世界各国の建築家とともに、西沢立衛ほか日本人建築家の作品も多数紹介し、これからの未来に向けた住まいのあり方が提示されます。
Photo: Hertha Hurnau

私たちに必要なものとは?

近現代、住宅の価値は見直されつつあります。世界大都市では、土地や不動産価格が軒並み急騰し続け、私たちは住宅を建てることに対する従来の方法論を見直すべき岐路に差し掛かっています。その解決策はけして、小さな部屋がたくさんつまった、どこまでも高い集合住宅ビルを建てる、ということだけでないはずです。19 世紀の産業革命から 20 世紀のヒッピー放浪、そして現代まで、人が集まって暮らすということは、歴史の中でさまざまな形に姿を変えながらも、私たち社会と生活において重要なテーマとして追求され続けてきました。

今また、建築界において、静かなる革命が起こりつつあります。〈Vitra Design Museum〉で開催中の展覧会『Together!』は、ヨーロッパ、アジア、アメリカから斬新なアイディアにあふれた最新住宅を集め、それらの映像や設計モデルを見ることができます。

私たちに必要なもの、それはたくさんロフトではなく、誰かと共に暮らすこと、そしてお互いを尊重し愛することなのだと教えてくれる展覧会となっています。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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