DATE: 2017.05.16

フランスと日本、子どもの未来につながる本当に良いデザインとは。〈MilK〉編集長 イジス × ナガオカケンメイ トークセッションを開催

〈MilK JAPON〉の本国、フランス〈MilK〉編集長のイジス・コロンブ・コンブレアスが来日。〈D&DEPARTMENT〉代表のナガオカケンメイと、モデレーターにブックディレクターの山口博之を迎え、渋谷ヒカリエ「8/ COURT」にて、2017年6月7日(水)にトークセッションを開催します。

新しい世代の親たちに今伝えたいメッセージ

親は子どもに何かを与えるとき、様々な情報から未来へのよりよい可能性を信じて選び取っています。子どものためのいいデザイン、子どもにとってのいいデザインとは、どういうことなのでしょう。それを与える親と社会、そして選び取る子ども自身は、何をいいデザインと考えるのでしょうか。

 

フランスに子どものファッションカルチャーがないと気づき、自らクールでキュートなキッズファッションを扱う雑誌をはじめた〈MilK〉編集長のイジス・コロンブ・コンブレアス。

一方、ロングライフデザインを提唱することで、デザインを通じて日本全国の地域の魅力や定番というものへの視点を変え、現在渋谷ヒカリエの〈d47 MUSEUM〉で初めて子どもに焦点を当てた「47こども道具展」を開催している〈D&DEPARTMENT〉代表でデザイナーのナガオカケンメイ。

 

フランスと日本、異なる視点と経験を経たふたりが考える、子どもと親とデザインのこと。デザインは、子どもや社会にどんな未来の可能性を与えてくれるのか。子どもたちのこれからが、もっと楽しみになるトークセッションです。ぜひご参加ください。

イジス・コロンブ・コンブレアス
「MilK」「MilK DECORATION」編集長
1970年パリ生まれ。大学にて近代文学および映画、マスメディアの修士号を取得。TVの司会者、ディレクターを経て、2003年に夫でありアートディレクターのカレルと共に、キッズファッション・ライフスタイルメディア「MilK」を創設。現在は編集長として、キッズモード誌「MilK」、インテリア誌「MilK DECORATION」の他、企業ブランディング、商品プロデュースなど、その活動は多岐にわたる。広告代理店FOVEA社の社長。2児の母でもある。
www.milkmagazine.net

ナガオカケンメイ
デザイン活動家・京都造形芸術大学教授・武蔵野美術大学客員教授
すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインの在り方を探る活動のベースとして、47の都道府県にデザインの道の駅「D&DEPARTMENT」を作り、地域と対話し、「らしさ」の整理、提案、運用をおこなっている。’09年より旅行文化誌『d design travel』を刊行。’12年より東京渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。’13年毎日デザイン賞受賞。

www.nagaokakenmei.com

山口博之
ブックディレクター・編集者
1981年仙台市生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。大学在学中の雑誌「流行通信」編集部でのアルバイトを経て、2004年から旅の本屋「BOOK246」に勤務。06年、幅允孝が代表を務める選書集団BACHに入社。様々な施設のブックディレクションや文芸からアートまで様々な編集、執筆、企画などを担当。16年に独立。ブックディレクションをはじめ、さまざまな編集、執筆、企画などを行ない、三越伊勢丹のグローバルグリーンや花々祭などキャンペーンのビジュアルディレクションなども手がける。家族はネコ狂いの妻とネコ1匹、1歳10ヶ月の娘がひとり。
www.instagram.com/yamaguchi_h

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