DATE: 2016.10.24

トラフ建築設計事務所の個展「トラフ展 インサイド・アウト」開催

建築からインテリア、家具まで幅広く手がけてきた鈴野浩一氏と禿(かむろ)真哉氏による建築家ユニット、トラフ建築設計事務所の個展がTOTOギャラリー・間にて12月11日(日)まで開催。いろんな遊びを取り入れたトラフならではの展示は、大人も子どもも楽しめる内容に。

トラフの頭の中をのぞいてみよう

プロダクトからインテリア、舞台美術、建築まで幅広い領域において活躍し、その独自の視点と斬新なアイディアで、人々の心を引寄せるユニークなデザインを数多く手がけるトラフ。「インサイド・アウト」と名づけられた今回の個展では、そんなトラフのこれまで手掛けてきた作品のスタディの過程、試行錯誤する中で手がかりとなったもの、インスピレーションを受けた素材などとともに展示。まさに “トラフの頭の中をさらけ出す” 内容になっている。
また今回は、TOTO ギャラリー・間の展示空間を飛び出して、同ビルにあるセラトレーディングのショールーム(B1・1F)や Bookshop TOTO(2F)にまで作品を展開。
まるで風景のように構成された会場は、常に私たちに新しい発見を与えてくれるトラフならではのアイディアが散りばめられている。建築やデザインの知識の有る無しに関わらず、大人から子どもまで、それぞれの視点で楽しめるトラフの展示。ぜひ家族みんなでクリエイティブな時間を体験しに行こう!
「トラフ展 インサイド・アウト」 会場(上2点) ©大木大輔
「トラフ展 インサイド・アウト」会場 (下6点) © Nacása & Partners Inc.

TOTO ギャラリー・間

住所:〒107-0062 東京都港区南青山 1-24-3 TOTO 乃木坂ビル 3F
TEL:03-3402-1010
開催期間:2016年10月15日(土)~12月11日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜・祝日
※11月3日(木・祝)は開館いたします
入場料:無料
TOTO ギャラリー・間「トラフ展 インサイド・アウト」
トラフ建築設計事務所
鈴野浩一(すずの こういち)と禿 真哉(かむろ しんや)により 2004 年に設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクト、空間インスタレーションなど多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」など。「光の織機(Canon MilanoSalone 2011)」は、エリータデザインアワード最優秀賞に選ばれた。2015年「空気の器」が、モントリオール美術館において、永久コレクションに認定。2011 年『TORAFU ARCHITECTS 2004-2011 トラフ建築設計事務所のアイデアとプロセス』(美術出版社)、2012 年『トラフの小さな都市計画』(平凡社)、2016年『トラフ建築設計事務所 インサイド・アウト』(TOTO出版)を刊行。
Fasuメンバーズ(無料)に登録しませんか?

家族みんなで楽しめる情報満載のメルマガをお届けするほか、プレゼントや会員限定のイベント・ワークショップにご応募いただけます。

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】