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父と子で一緒に読んで語り合う、 小沢健二と日米恐怖学会の『アイスクリームが溶けてしまう前に』
今年、19年ぶりのCDシングル『流動体について』の発売を皮切りに、多くのテレビ番組やフジロックフェスティバルへの出演、先日発売されたニューシングル『フクロウの声が聞こえる』でのSEKAI NO OWARIとのコラボなど、世の中をザワザワさせ続けている小沢健二さん。 そのシングルと同日に、彼の初めてとなる絵童話「アイスクリームが溶けてしまう前に」も発売になりました。紹介文には「手づくりの仮装を楽しむ本場アメリカのハロウィーンをとおして、家族のかけがえのない時間を描いた絵童話」とあります。 小沢健二さんは初となる絵童話で、どうしてハロウィーンという題材を選んだのでしょう? そして、そこから見えてくる彼の表現の変わらないものとは? この秋に新しい著書『小沢健二の帰還』(岩波書店)を上梓される映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さん、そしてその息子さんのレイくん(8歳)と一緒に、この絵童話を読み解いていきます。