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2週間のイタリア滞在から戻り、久しぶりに自宅にいる娘の姿を見ると、随分成長したように見えた。イタリアにいるあいだもずっと一緒にいたけれど、自宅にいる姿を見たのが久しぶりだったせいだろう。しかも見た目が成長しただけでなく、家に以前から置いてあるいくつかのおもちゃを使って上手に遊べるようになった。動物のかたちをした木製のおもちゃはひもをつけて引っ張るとごろごろと車輪が動き、一緒に散歩しているように見える。その仕組みを理解できたのが嬉しいのか、リビングの廊下を何度も行ったり来たりして、「ミテー」と言う。同じく木製の野菜とナイフのかたちのおもちゃは、いままで放り投げるばかりだったが、「ヨイショ」と言いながら器用に切れるようになった。そしてぬいぐるみに「アムアム」と言って食べさせる仕草まで。どれも旅行前にはできなかったこと。これらのおもちゃをもらったときは、まだ早いけどね、そのうち使うようになるんじゃないかな、といただいたもの。まだ先と思っていたことがこうやってすぐにやってくるのだな。