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ワンオペ育児から “ゆとり”の必要性を学ぶ、映画『タリーと私の秘密の時間』。Fasu会員へプレゼントも。
“ワンオペ育児”という言葉を、最近よく聞くようになった。“ワンオペ育児”とは“ワンオペレーション育児”のことで、ワンオペレーション(1人)で育児をこなすことを言うそう。 パパが単身赴任や出張で、また朝早く夜遅い仕事など状況はいろいろあれど、ママ1人で育児をこなすことはよくあると思う。子育て経験者なら誰でも「子育ては終わりがなくて疲れる」「辛くて逃げ出したい」と思ったことがあるはず。そんな人はもちろん、子育て中のパパにもぜひ観てもらいたい映画が『タリーと私の秘密の時間』だ。 主人公は、第三子を妊娠中のマーロ。娘のサラ、息子のジョナ2人の子育てと家事に奮闘しているが、日々の生活に疲れていた。夫のドリューは優しいけれど、仕事が忙しく家事や育児にはなかなか時間を作れず、マーロはまさに“ワンオペ育児”を体現するママだ。 第三子の出産直前、事業が成功し裕福な暮らしをしている兄クレイグが、出産祝いに夜間専門のベビーシッターを雇ってくれると言う。しかし、他人に子供を預けることに罪悪感のあるマーロは、シッターの電話番号を渡されたが、連絡することなく第三子ミアを出産する。 ミア出産後、夜間の授乳やこまめな世話に加え、普段の家事や子育てをこなすマーロは、体力と精神が限界に。いよいよシッターを雇うことに。22時半きっかりに現れたシッターのタリーは、ヘソ出しTシャツにジーンズというスレンダーな若者。マーロにもタメ口でしゃべるイマドキの女子で、想像していたシッターと違い、戸惑うマーロ。しかしタリーは、「私を頼って。2階でゆっくり眠って」と言い、完璧にシッターをこなすのだった。