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6組の親子が写し出す、感動のドキュメンタリー映画『いろとりどりの親子』
子どもと親。血はつながっているものの、違う人間であることは誰もが分かっている。しかし親は、子どもを思い通りにしたくて「言うことを聞かない」「言った通りにやってくれない」と怒ることが多い。自分と子どもの違いを受け入れる。子どもを1人の人間と認識し育てることは、最も重要なことだろう。それが普通の子どもと違う障がいを持っていたり、マイノリティであれば、なおさらだ。 映画『いろとりどりの親子』では、子どもがダウン症、低身長、自閉症、犯罪者、LGBTという6組の親子が登場する。それぞれが違いに直面し、困難を乗り越えていく様子を静かに描いている。 ダウン症のジェイソンは「ダウン症でも学べる」と信じて学び続けたおかげで、会話も読み書きもこなせるようになる。幼少期にTV番組『セサミストリート』に出演し、著書も発表。44歳になった今はラジオ局に勤めながら、友人3人と共同生活を送っている。